なぜ予防に介入しようと考えたか②
前回の続きです。
ここまでを要約すると、
- 同じ時期に入院し、手術を行なった2人の女性の手術後の差があったという事。
- 早く退院し、リハビリ終了も期限内のAさんが90代前半の方だった。
- 入院期間が長く、退院後もリハビリ延長となったBさんが70代前半の方だった。
といった話で、Aさんは良く言う『若いから早く良くなった』ではないという事が言いたいのですが、では何が2人の差を生んだか?
タイトルからバレてはいますが、『生活習慣』が大きく影響したのではないかと僕は考えています。
AさんもBさんも骨折線は違えど同じ部位を骨折し、人工骨頭という骨折した部位を人工の骨に変える手術をしました。執刀医も同じ医師です。リハビリの担当は僕がBさんでAさんは同期が担当していたのでそこは違う点の一つですが、術後のリハビリで担当が違う事でそれほど差が出るとは考えられません。(『お前が未熟だからだ』と言われればそれまでですが汗)
Aさんは(90代の方)
- 体型は細身
- 昔から毎日ルーティンとしている体操・運動を自分なりに持っている
- 食事にも気を使い、自分なりに工夫されていた
Bさんは(70代の方)
- 体型は肥満(手術時80kg後半)
- 運動は苦手
- 食事を作る事が趣味で食べることも好き
このような生活習慣の違いがありました。僕はBさんを担当していたのですが、なんとか体重の減量や食事のコントロール、運動習慣などをしつこいほどに指導させて頂きました。その方は比較的素直で真面目な方でしたので、こんな若造の言うことにも耳を傾けて頂け、少しずつ取り組んでもらいリハビリを進めていきました。それだけにもしこの方がこうなる前から生活習慣の改善に取り組んでいたらなと思わざるを得ませんでした。
この他にも今まで働いてきてこんな経験がいくつかありました。
これらの経験から予防という分野に自分の力を注ぎたいと考えるようになりました。
ではなぜ『ヨガ』を選んだか、その辺りを次回書いていこうかと思います^ ^
最後までありがとうございました😊
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