なぜ予防に介入しようと考えたか
こんにちは、PT×ヨガインストラクターのコウヤです🙂
今日から少しずつ自分の人となりなんかも紹介していけたらと思ってます。
僕は普段、理学療法士(PT)としてリハビリの仕事をしているのですが、これまで病院や介護サービスなど4つほど職場を変えてきました。(この業界では珍しいことではありません笑)そうして様々な患者様たちが病気・怪我をしてしまってから回復(時には進行)する過程を見てきました。
そんな中で感じたのが、怪我・病気の回復には『患者様のそれまで・これからの生活習慣』がとても関わってくるということ。患者様やリハビリの僕らがどれだけ一生懸命にリハビリに取り組んだとしても、『それまでの生活』の違いで、治癒期間が大きく違ってくることでした。
例えば一番分かりやすい例として、同じ時期に大腿骨頸部骨折(ももの骨の付け根あたりの骨折)を受傷された2人の女性がいらっしゃった事がありました。この骨折は血液の供給が少ない為、一般的に手術をする事が多く、人工骨頭置換術という手術になる事が多く、この2人の女性も人工骨頭置換術となりました。手術が終わりもう翌日からリハビリが開始となりました。痛みの減少とともに徐々に起き上がれるようになって、歩けるようになり退院して行きます。
ただ、この2人の女性、一方のかたは入院から3週間で何も使わずに歩けるようになって退院されました。リハビリには1つの疾患名に対して期限が設けられているのですが(この疾患では5ヶ月)、期限まで外来にてリハビリをされ(もっともこの方は2ヶ月目でもうリハビリの必要もない状態でしたが、本人の希望もあり期限まで行いました)、入院前と遜色ない状態で終了となりました。
もう一方のかたはというと3ヶ月かかってやっと杖で歩けるようになり、退院後も期限までリハビリを行いますが、歩行が不安定でいつ転んでもおかしくない状態(実際に退院後も自宅で3回ほど転倒している)、医師より延長の指示があり(期限でリハビリは終了ですが、医師の指示があれば延長という措置が当時はありました。)3ヶ月の延長、それでも不安定さは残りさらに3ヶ月の延長…最終的には延長も困難なため、その病院の通所リハビリのサービスに切り替えとなりリハビリを続けていく形となりました。
前述した方をAさん、後述した方をBさんと呼びますが、なにがこの2人の差を生んだのでしょうか、年齢でしょうか?
なんとAさんは90代前半の女性で、Bさんは70代前半の方でした。逆に間違えた訳ではありません。リハビリ期間の短い方が90代前半、延長につぐ延長となった方が70代前半でした。
もっと簡潔に書こうかと思ったのですが、長くなってきてしまったので本日はここまでとさせてください汗
今日もありがとうございました😄
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